2025年には65歳以上の5.4人に一人が認知症になると予測されています。
認知症とは周囲の状況や自分の状態を正しく認識し、適切に行動するための脳の働き(認知機能)が著しく低下・混乱することで、日常生活や社会生活に支障をきたしてしまう状態を指します

1つ目のポイント『孤独にさせない
認知症の大きな原因の一つに「孤独感」「無気力」があります。
一人暮らしになった。体調を崩した。誰の役にも立ってない。未来への不安。など
自分で考えても解決できない事・だけど重要なこと。
子どもや周りの人に相談できない事。
家にいても自分の事だけやる生活、張り合いもない役割もない生活。
「このままではいけない、テレビが友達では駄目」とわかっていても、毎日同じ生活でいることがあります。

お勧め実践法①:電話やビデオ通話で「話を聞いてあげて」

お一人では負担ですが、お孫さんや他の兄妹がいたら交代で連絡をとってください。
私のクライアントの娘さんは「駅に向かう時間を利用して、毎日電話をかけてきてくれる」様です。何かあれば夜ゆっくり話をするとの事。

お勧め実践法②:日常生活の様子を観察する

今まで楽しんでいた趣味をしなくなった。「膝が痛い・腰が痛い」で外出しなくなった。
病気や怪我をして体力が落ちてすぐ疲れる。気力がないなど「なんかおかしい!」と思う事には必ず原因があります。
原因を根本解決しないことには、どんどん外出が減り運動量が減ります。
そうなると「刺激がなくなり」認知機能の低下に繋がります。

お勧め実践法③:「役割」を持ってもらう

家族のために仕事をする・料理する・掃除や洗濯をする。自分のためにやる日常生活と誰かのためにやる日常生活には「張り合い」があります。
「おばあちゃんの手料理を月に1回は食べさせてもらう」「料理を教えてもらう」「おじいちゃんとDIYする」など。

クライアントへのアドバイス内容をご紹介

一人暮らしでテレビがお友達(87歳女性)

「以前は油絵を描いていたけど体調を崩してから、全然描いてないの」そこで、「水彩絵具を使って再開してみては?」このアドバイスから絵手紙を描いて、お孫さんや友人に送るようになりました。季節感ある絵手紙は皆さんから喜ばれ、コミュニケーションも深まり、生活に張り合いが出ている様です

2つ目のポイント『有酸素運動が効果的
有酸素運動はウォーキング・ジョギング・水泳などで、話ができる程度の強度で行います。特にウォーキングは有酸素運動であり、運動により心拍数が高まり血流が良くなります。
血流は頭の先(脳血管)から足の先まで血液が循環しますので、認知症予防の改善に効果が高まっています。
さらに、ウォーキングは外出することで季節を感じることで脳の刺激にもなります。
買い物等を含め「歩く」ことを意識した生活をお勧めします。

3つ目のポイント『1日に必要な水分補給の目安は1.5Lです
水分不足は脳の意識障害を引き起こし、認知症の進行を早める危険性があります。
意識レベルを解消する為には、水分補給は重要な役割を果たします。1日必要な水分は1.5リットルと言われていますが、高齢になると喉の渇きを感じにくくなり水分量が低下します。

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