介護のことは何もわからない。私は理解しようともしていなかった・・・
当社の代表 高木理恵は管理栄養士・運動指導コーチとして、35年以上にわたり多くの方の健康づくりや介護予防の指導をしてきました。
そんな中、2016年94歳の祖母が転倒し骨折。
その日から「寝たきり状態」となり生活が一変。それまで、自宅にて介護状態(要介護2)ではありましたが、私は専門外だから介護分野はわからない。いいえ、知ろうとも思っていませんでした。だから「運動をさせる」発想なんてありませんでした。
しかし、今ならわかります。自宅で寝てばかりいたから筋力が弱り、転倒して骨折したのです。
祖母は大正9年生まれ「自宅で暮らしたい !」「絶対施設には行きたくない !」と言っていました。
だけど、自宅での介護は大変 !なかでも「オムツ交換」は本人も家族も大変でした。
骨折したので要介護4になったのですが、リハビリに来てくれるのはなんと「月に2回だけ !」
これでは「絶対寝たきりになる」「なんで改善できるサービスがないの?」
なんとかしなくては・・・自宅で看取るなら寝たきりは困る・・・
そこで、覚悟を決め「筋力を付けよう」と考え、ベッド上でできる運動を考案してとにかく毎日やろう !
しかし、問題は私が毎日教えることはできない現状でした。どうしよう?

そこで、当時74歳の私の母親でも教えることができるように「工夫」しました。
「わかりやすく」「短時間で」「安全に」さらに「効果ができるように」と考えたおかげで誰にでも出来るような運動メソッドが完成しました。
運動を毎日続けると、なんと4ヶ月で祖母1人でポータブルトイレが使えた!
また、7ヶ月で杖をついて歩けるまでに回復した!
この“奇跡”のような出来事に、私は確信しました。どんな年齢からでも、「変われる力」は誰の中にもあるという事。

「あなたにもできる」「家族みんなでできる」
特に「トイレ動作」が自分で出来るようになれば自宅での介護は楽になる !そうなれば仕事もできる !
祖母は、20分前後の運動を毎日、亡くなる1ヶ月前まで実践していました。
亡くなる前日には、家族みんなで祖母を囲みお茶を飲み話をしました。
その翌朝、眠るように亡くなりました。
こんな幸せな介護ができるんだ !
この方法を多くの方に届けたいと思い、2018年に起業したのです。
イキイキFit®️は、誰でも・年齢に関係なくできるメソッドです。家族が一緒に取り組み、心と身体の自立を支える元気に老いる生き方のメソッドです。
94歳、骨折後からでも「適切な運動を習慣化」すれば身体は改善できます。
新しい発想だと思いますが、これが介護の基本である「自立支援」であり「幸せ介護」だと確信しています。