高齢に伴いサルコペニア・フレイルといった疾患が増えリハビリ・運動指導の重要性は増えている。 それには自宅で自身で家族が主体で行う運動プログラムが重要である。そこで高木さんは本人と家族が主体的に行える運動プログラムを自身の祖母に行った。 加齢・心疾患・多発性腰椎圧迫骨折があり、一時はベッドで寝たきり状態となったが、今はベッド周囲での自立状態となった。意欲の継続にはしっかりと目標を持ちそれに合わせてより日常生活に即した内容とすることが望ましい。最初はベッドの上で運動を行い続いてベッド周辺で動くことを目標にした、段階的プログラムは意欲継続の面からも良かったのだろう。 それらの経験を生かした自宅で出来る実践的な運動プログラムの提供は、高齢者のADL低下を防ぐ大きな手段となることを確信している。 東京都立川市 立川相互病院 宮城調司 医師より |