介護職員は研修で変わります。

介護職員は研修で変わります。利用者が改善することで職員の喜びが増えています。
忙しい介護現場でも、研修を受けてADLの評価ができる下記の研修は科学的介護の第一歩ですね。

ADLの評価「一定の研修」とはなにか? 厚生労働省老健局(Vol.5)(令和3年4月9日)

答え:

一定の研修とは、様々な主体によって実施されるBIの測定方法に係る研修を受講することや厚生労働省において作成予定のBIに関するマニュアル(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198094_00037.html)及びBIの測定についての動画を用いてBIの測定方法を学習することが考えられる。
また、事業所はBIによる評価を行う職員を、外部・内部の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士から指導を受ける研修に定期的に参加させ、その参加履歴を管理することなどによりBIの測定について、適切な質の管理を図る必要がある。
加えてこれまでBIによる評価を実施したことがない職員が、はじめて評価を行う場合には理学療法士等の同席の下で実施する等の対応を行わねばならない。

2021年度4月の介護報酬改定
ADL維持加算が、単位数を10倍に引き上げられる等、大きく見直されてきました。Barthel Index指針は10項目に分かれていますが非常に幅がある評価になっています。
評価には握力計など数値で分かりやすくできる項目もありますが、Barthel Indexは指針の幅が広いため
このような研修があることは、介護職員の負担も軽減され非常に良いと思いました。


介護保険法から学ぶ研修(中途採用職員との共通の認識が重要)

運動指導者の研修では「介護保険法第四条」=国民の努力及び義務を最初にお伝えしています。
また、職員にご利用者の本音を聞いていただく研修を実践しています。
そこでの本音は「自分の事は自分でしたい」「家族に迷惑をかけたくない」「トイレは最後まで自分でやりたい」と多くの方は思いながら、通所介護事業所に通っていました。
あらためて忙しい介護現場ではありますが、ご利用者(クライアント)のニーズを聞いてそれを叶えてあげられる介護サービスが出来るなら、ご利用者・ご家族・に喜んでいただけることに価値があると思います。
 

介護職員の価値が変わる!
さらに、いつも関わるご利用者が少しでも自分の指導で、出来る事が増えたと喜ぶ姿を目の前で見れることで、職員のモチベーションが大きく変わりました。
ある事業所では、月に1回の運動会を「ADL改善するための筋肉を使う種目を、職員がネットを見ながら段ボールや100均での道具を使い、オリジナルの運動会を開催しました。
 運動会の成果は、今まで静かに受け身のご利用者が「勝負がかかると人が変わった様に頑張っていた」また「こんなに笑ったのは数年ぶり。またやってね」と職員に話していました。
もっと変わったのは介護職員です。目的を「ADL改善の運動会」と掲げチームとして役割をわけ、実践は
ご利用者とともに笑い一所懸命身体を動かしていた、介護職員の動画をみていて介護職員の価値は変わったと実感しました。

「ADL改善運動イキイキFit」とは
グループ指導とパーソナル指導を介護職員が出来るような研修コンテンツになっております。
導入して頂いた通所介護事業所を通して感じたことは、最初は「介護職員はやってあげる事が仕事」と考えご利用者は「弱ってきた身体だから仕方ない」とあきらめていたのが現状でした。

しかし、運動指導を始めるとご利用者(特に男性)は積極的に参加されるようになりました。
それは、単なる○○体操ではなく、なぜこの運動をするか!どのような効果があるかを運動指導の中で
きちんと説明し、相手が理解されているからです。

お風呂より「イキイキFit」を優先にして欲しい。との要望が
 これはデイケアサービスでのことです。
今まで数年通われている男性のご利用者ですが、今までレクリエーションを誘っても参加されなかった方でしたが、「イキイキFit」のグループ指導を始めた所、初めは遠くから少し身体を動かいしていましたが、数日したころにはしっかり参加され、デイケアでの医師との面談で「最近はお風呂とイキイキFit重なり運動が出来ないから困る」とお話された様でした。
医師も普段は介護現場には顔を出さないのですが「なんと○○さんがそこまで言う運動指導はどんなものか」と言って見学に来てくれたようです。

「介護職員が自分達の為に勉強して教えてくれる」「その運動指導がわかりやすく」「教える方が一所懸命」となると、今までのご利用者と職員の信頼関係が深まりはじめています。

もっともっと変わって欲しい。もっともっと介護職員の価値が高まって欲しい。

そして、若い人も介護の仕事に関わりたいと思って頂けるよう、当社は「ADL改善運動イキイキFit」の普及に使命を感じております。

関連記事

  1. 「ADL改善運動イキイキFit」