認知症の学びを深めるために「ユマニチュード入門」著者イヴ・ジネマス氏とロゼット・マレスコッテイ氏お2人によって作り出された、知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションにもとづいたケアの技法です。
このような介護現場はありませんか?
口腔ケアをするために2人のがかりで口を開けてもらおうとしています。手にはミトンをつけ殴られないようがっちりと押さえつけています。
ケアを受ける人は目を固く閉じて、決して周囲を見ようとせず、触られるたびに大声をあげて叫んでいます。介護職員はケアの予定がつまっており、なんとしても口を開けてもらわないといけないケーズです。
それは防御かもしれません
ケアが困難なそのような人たちは「困った人」「手がかかる人」と捉えられがちです。
しかし、一見攻撃的に見える行為は、実は本人が自分を守ろうとして戦っている「防衛」
である可能性があります。
ケアする人による?
手に負えない方も、看護師さんなら何も問題なくスムーズに対応をしてくれるケースがあります。
よりよくケアするには。まず「その人を観察しケアする人は環境の一部なのだ」とはなされています。
ここからは私の感じたことや考え方をシェアさせていただきます。
私も祖母の介護をした経験の中で、母が主体的になって介護していましたが、母はつい通常の速さと声のトーンで話をします。そのやり取りを見ていると「祖母は理解できてない」いや「聞こえてない」と感じたことが何回かありました。
介護する側は祖母が理解できないと「イラッと」してしまいます。
それは、介護する側は元気でありやることが沢山あるから忙しい。早くお世話を終わらせて自分の用事をこなしたい。これが本音だと思いました。
この状態を改善するにあたり母へ下記の様に説明しました。
・高齢になると耳が遠くなること
・早い言葉が聞き取りづらいこと
・高い声は聞こえづらいこと
これを説明した後は、母もなるべくゆっくり話をする中、祖母の理解が深まりやり取りがスムーズになったと話していました。
私が学んだアメリカNo1コーチアンソニー・ロビンズから学んだ一つに、「相手も世界に理解と敬意」があります。
これは、コミュニケーションをとるうえで重要だと思いました。
また、お客様から聞いたお話で「私も88歳になったからこそわかる感情があるのよ」と言われました。
私たちはその年齢になっていない・その状態になってないからこそ、その方を観察してその方が理解できる様な対応が必要であると感じました。