医師を変えられない理由|高血圧は薬だけでなく生活習慣で改善できる

「血圧の薬がまた増えた」
そんな言葉を、病院や薬局で耳にしたことはありませんか?

先日、家族の付き添いで病院を訪れ、薬局で順番を待っていたときのことです。
60代半ばの男性が、薬剤師の方とこんな会話をしていました。

「また血圧の薬が増えてさ。強い薬ばかりで正直不安なんだよね」

薬剤師が
「ご自宅で測っている血圧ノートは先生に見せましたか?」
と聞くと、男性はこう答えました。

「前は見せたけど、全然取り合ってもらえなくて。話も途中で切られるし、言い方もきついから、もう見せてない」

このやり取りは、決して珍しい話ではありません。

 

高血圧の原因は「薬」ではなく「生活習慣」にあることが多い


私は管理栄養士·運動指導コーチとして、多くの方の健康づくりに関わってきました。
その中で確信していることがあります。

高血圧の多くは、運動と食事を含めた生活習慣の改善で良くなる可能性が高い
ということです。

もちろん、すべての高血圧が生活習慣だけで改善するわけではありません。
しかし現実には、

  • 運動習慣の有無
  • 塩分·脂質·糖質の摂り方
  • 体重増加
  • 睡眠不足やストレス

こうした要因が重なり、血圧が上がっているケースが非常に多いのです。

 

なぜ医師は生活習慣の指導をしないのか?


「医師は分かっているはずなのに、なぜ薬だけなのか」
そう疑問に思う方も多いでしょう。

理由の一つは、医療現場の仕組みにあります。

  • 外来診療は時間が限られている
  • 生活習慣の指導は時間がかかる
  • 生活指導では医療機関の収益になりにくい

一方、薬の処方は診療として成り立ちやすく、短時間で対応できます。

決してすべての医師が悪いわけではありません。
忙しい現場の中で、最新の論文を読み続け、個別に生活指導まで行うのは現実的に難しい医師も多いのです。

 

病院·医師·薬は「選んでいい」時代


今は、AIやインターネットを使って情報を調べることができます。
大切なのは、すべてを鵜呑みにすることではありません。

自分の身体や家族の健康を守るために、調べて、考えて、医師に伝えること
これがとても重要です。

ポイントは「反論」ではなく「提案」。

  • 「運動や食事も一緒に改善したいのですがどうでしょうか」
  • 「生活習慣を見直す方法はありますか」

この姿勢は、医師に対して失礼ではありません。
むしろ、自分の健康に責任を持つ行動です。

 

年末年始こそ生活習慣を整える意識を


忘年会、新年会、クリスマスなど、年末年始は生活リズムが乱れやすい時期です。
だからこそ、

  • 食べ過ぎた翌日は量を調整する
  • 外食が続いたら野菜を意識する
  • できる範囲で身体を動かす

この「調整力」が、将来の血圧や健康状態を大きく左右します。

高血圧は、生活習慣で十分に改善が期待できる疾患です。
病院に任せきりにせず、医師と薬を「選ぶ」視点を持ってください。

 

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